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無音のピッチ


今日はFリーグ、シュライカー大阪vsエスポラーダ北海道戦のあとに行われたデフフットサルの体験会に参加してきました。

この11月20日からタイではじめる「デフフットサルワールドカップ」に出場する現役選手と手話を通じての交流や、選手たちが普段されているアップやボールまわしを一緒におこなったりしてとても貴重な体験をさせていただきました。

デフ(Deaf)”とはろう者、難聴者など聴覚障害者のことを指しており、フットサルの基本的なルールは健聴者とかわりませんが、ホイッスルのかわりにフラッグが使用されます。

そして今回の体験会ではすべて耳栓をつけて聴こえにくい状況の中でプレーをしました。最初は、耳栓いれるだけやろ?的なイメージでしたが、いざ体験会がはじまると「?」が

たくさんでるわでるわ。。。もちろん健常者なので耳栓をしていてもかすかに音は聴こえます。

でも、普段当たり前のように聴こえている仲間のコーチングの声やボールの転がる音がない。

聴こえるのは自分の走って心拍数の上がった息使いなんですね。すごく孤独なんです…「聞こえないと言う事」って、この体験会を通じて一番感じた事。

体験会の最後は、デフフットサル日本代表vs体験会参加者の試合をさせていただきました!

結果はおしくも?1-2で敗戦。さすがはそこは日本代表です、素人相手でも勝負どころは譲ってくれませんでした(笑)

その試合で交代してからピッチの外でずっと入れていた耳栓をとってみて改めて思う、音というモノの価値。

選手の皆さんはその無音のピッチで必死に走り、カラダをぶつけ、勝利の為に汗を流しています。

聴こえない分、周りを何度も何度も確認しています。目と目で意思疎通を行いパス交換を行います。だから、いつもよりも1本のパスに凄く想いがのっかっているように思う。 僕ももっと日頃から足下ばかり見ていないで、もっと前を向いていこうと痛感しました。フットサルでも仕事でもね。 でもね、得点したあとのチームメイトとのハイタッチはいつもとおんなじでしたけどねっ!

帰り路、一緒に参加していた娘が「凄い上手だったね」っていってきたので、「パパやろ?」って聞いたら、「あほか」って言われて二人で失笑してましたが、今日一緒に体験会に参加くださった代表選手達の底ぬけた笑顔や私たち参加者に対する振る舞いをみていると本当にフットボールの力ってどこまで行くんだろう?って思ってしまいます。

本大会まであとわずか!デフフットサル日本代表は男女ともにタイで行われるワールドカップに参加されます。

遠くタイまで応援にいくことはできないけれど、ここ日本から応援したいと思います!

笑顔の国で最高の笑顔がみれますように!がんばれにっぽん!

深夜枠でもいいのでどっかテレビ放映してくれないかな~

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